なろう系とは？言葉の定義や魅力を徹底解説！

今や一大ジャンルに成長した「なろう系」と呼ばれる作品。

毎クールかならずといっていいほどアニメ化作品が登場し、人気作は映画化やメディアミックスも精力的に進められています。

そんな「なろう系」についてまとめました。

なろう系とは

なろう系とは、ウェブ小説の無料投稿サイト『小説家になろう』に掲載されている作品、および作風を示す言葉です。

小説家になろうは国内トップクラスの規模の小説投稿サイトで、似たサイトとしてはカクヨムやアルファポリスなどがありますが、知名度は段違い。ブックマーク数やPV数が伸びた作品はかなりの確率で書籍化されており、アマチュア作家の登竜門とも言えるサービスになっています。

そんな小説家になろうで人気のジャンルとして「異世界転生」「異世界転移」「ハーレム」「ヤレヤレ主人公」「チート」「無双」「ざまぁ」などがあり、それらの作風の小説が「なろう系」と呼ばれます。

なろう系の魅力と特徴

安心して先の展開を追える

定番のなろう系作品は、基本的に主人公が最強でモテモテな設定になっています。

よってハラハラドキドキ感は薄いものの、主人公があまりに苦戦したり、パーティメンバーが欠けたり、盛大に失恋したりといった、トラウマを呼び起こすような展開がほぼありません。

負の感情を刺激される心配がなく、ハッピーな物語を楽しめるのがなろう系の魅力です。

無料で読める

なにより、掲載作品を無料で読めるのがなろう系の魅力です。だからといってクオリティが低いのかというと、そんなことはありません。

すでに書籍化のみならずアニメ化や映画化されていても、いまだに小説家になろうで無料連載を続けている作品もあります。（『Re:ゼロから始める異世界生活』など。）

いろいろな作品と無料で出会えますので、とにかくコスパよく物語を楽しめるのが魅力です。

「推し作品」が人気になったら嬉しい

まだ数話しか公開されていないときから追っているなろう作品が書籍化やアニメ化を果たすと、かなり嬉しい気持ちになります。

もちろん「身近な存在だった推しがメジャーデビューしちゃった感」を感じることもありますが、そういった「推しを育てる」感覚で楽しめるのも、なろう系作品の魅力です。

なろう系の人気ジャンル

異世界転生・転移

なろう系の代名詞とも言えるのが、異世界転生・異世界転移ジャンルです。この二つのジャンルは明確に区別されていて、下記の違いがあります。

• 異世界転生：異世界で生まれ変わる
• 異世界転移：生身のまま異世界に転移する

トラックに轢かれて死んだら神様があらわれて「異世界にいかせてやろう」となり、生まれ変わるのが「異世界転生」です。一方で「クラスごと異世界に召喚されてしまった」などの展開の場合は「異世界転移」になります。

有名作品で言えば、『Re:ゼロから始める異世界生活』は異世界転移。『無職転生』は異世界転生ジャンルです。

チート・無双

なろう系のほとんどの作品で、主人公が最強であり、無双します。もちろん起承転結がしっかりとしていて、ある程度苦戦したりする作品もありますが、だいたい無双します。

（例外として『Re:ゼロから始める異世界生活』は、主人公がかなり弱い作品ですが）

主人公がとにかく片手間で敵を薙ぎ倒して活躍する爽快感が好まれて、人気作はチート系が多くなっています。

ざまぁ

最初は虐げられていた主人公が、力を認められたり、覚醒したりすることで盛大に見返す展開になるジャンルを「ざまぁ」ジャンルと呼びます。

たとえば「全然いらない子」扱いされてパーティーを追放されたけれど、実はすごい力があって名を轟かせるようになり、後から「戻ってこい」と言われるのを盛大にフったりする展開ですね。

このように、主人公を蔑ろにしていた人たちが「ざまぁ」な展開になるジャンルも人気です。

（ただし「ざまぁ」してしまうところがピークになりがちで、短編が多かったり、長編だと後半ダレてしまったりすることが多いのが玉に瑕です。）

なろう系を楽しもう！

なろう系作品は「小説家になろう」のサイトで無料で読めますが、もっともっと快適に読めるようにするアプリもあります。

なろうリーダーアプリNALOGには「小説ダウンロード」「読書管理」「メモ」「詳細検索」「ランキング」など、なろう系を楽しむための機能が盛りだくさん。

無料で利用できますので、ぜひNALOGで思いっきりなろう系作品を楽しんでください。

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